初心者さんから帽子作家になりたい人まで!

人気ハンドメイド作家さんに聞く!  ハンドメイド作家として1番大切なこと

シンプリン帽子教室
目次

人気布小物作家シマリスママさんにお話をお聞きました!


布が好き 手芸が好き
子供のころからモノ作りが大好き!
いつか自分の作ったものを販売してみたい。

その夢をかなえて、ハンドメイド作家歴25年。
人気の布小物作家 Shimarisumama(シマリスママ)の八坂廣子さんに、ハンドメイド好きから人気作家さんになれた理由や大切にしていること。
いろいろお話を聞かせていただきました。

シンプリン帽子教室 シンプリン

Shimarisumama  八坂 廣子さん
『毎日頑張るあなたに寄り添う
優しい布のモノづくり』

毎日使いたくなる 使いやすくそしてちょっと気持ちがときめくような布小物を制作。
Creemaではフォロワーが1000人以上の人気作家さんです。

※ インタビューではシマリスママさんと記載させていただきます。

シンプリン

シマリスママさん、今日はよろしくお願いします。

まずはこれまでのハンドメイド販売の経歴を教えてください。

シマリスママさん

ハンドメイド作家をはじめて25年になります。

子供のころから手芸が大好き。
自分のお洋服は自分で作っていました。

そのうちにお友達から「ほしい。」とか「売れるよ」と言われて、お友達のおうちショップにおかせてもらったのが始まりです。

その後子供の手が離れたころ、家の外で仕事がしたいと思いカルチャーなどで先生などもやりました。
人に教えることで少しづつプロ意識も。
そして少ししてからCreemaやminneでの販売をスタートしました。

そこからオンライン講座の販売に挑戦したり、ハンドメイド作家さん向けの講師をしたりいろいろやってみました。

現在は委託販売や講師業は終了して、Creemaやminneネット販売をしています。

シンプリン

いろいろやってこられたんですね。
委託でも売れてたのに、Creemaやminneにトライしようと思ったのはどうしてですか?

シマリスママさん

委託だと手数料が高いこと。

それから委託のお店が販売してくれるから楽だったのですが、実際お客様と直接やりとりできないので、手ごたえがあまり感じられなかったんです。

全国エリアではどんな反応をしてもらえるかな?というもの興味もありました。
新しい挑戦をしてみたいと思ったんです。

シンプリン

Creemaやminneをはじめてみて、どんな反応がありましたか?

シマリスママさん

最初は全く売れなかったんです。

実は委託のお店で売れていたので、ネットでもそこそこ売れるとひそかに自信があったんです(笑)
でもやってみたらさっぱり売れない。

このままではいけない・・・。
悔しかったし、絶対私の作品を好きな人はいるはず!っていう思いから、
なんとかしなきゃって思いました。

ここでハンドメイド作家としてのプロ意識というか、本気スイッチがはいったんです。

シンプリン

何かやってみたんですか?

シマリスママさん

’私の作品を好きな人に、知ってもらうにはどうしたらいいの?’

売れない原因は知られてないから。
知ってもらうことが大切だと思い、そこでやっと苦手意識があったインスタグラムとツイッターで作品の紹介をはじめました。

シマリスママさん

これまで作品作りだけをがんばってきましたが、作品を売るためにやったほうがいいといわれることは、ひとつずつ全部実践してみました。

売り方もやっぱり勉強しなくちゃダメなんだなって痛感しました。

そうしているうちに少しづつ反応がではじめたんです。

シンプリン

そうだったんですね。
シマリスママさんも売れない時代があったなんて!

現在はCreemaでは1000名以上のフォロワーさんがいますよね。
たくさん売れるようになったきっかけがなにかあったんですか?

シマリスママさん

Creemaの特集に掲載されたのが大きなきっかけです。
その時に一気にたくさんの注文がはいりました!

そこから自分でも特集に掲載してもらえるように考えて努力もして、たびたび取り上げていただくようになり、少しずつファンが増えていきました。

シンプリン

シマリスママさんは、特集の常連さんですよね。
特集の掲載されるためには努力をちゃんとされてるですね。

どんなことを心掛けてるか教えてもらえますか?

シマリスママさん

まずは何よりも写真、特に1枚目の写真が重要なので1枚目は特にがんばってます(笑)

シマリスママさん

でも最初は写真とっても苦手でした。

カメラなんて難しそう。
私には無理とずっと思っていたのですが、できないと言っていても上手にはなれないし、知識も0。
どうにかしなきゃいけないと思って、近くのカメラ教室に行き基本を教えてもらいました。

そこからは他の人の写真や、素敵なサイトの写真を参考に自分なりに工夫を続けています。

シンプリン

基本は習いに行ったんですね。

シマリスママさんの写真はきれいだし、ほっこりあったかさがあって、大切につくったものの魅力を伝えたいいう作品への愛情を感じます。

シマリスママさん

それから作品作りでは、クリーマやミンネが取り上げたいものはお客様に買ってほしいものなので、自分のセンスや好きという感覚だけじゃなくて、今のニーズや季節にあった生地選びなどを意識することを心掛けてます。

ピックアップを目指すということは、作品のクオリティがあがるし、売れる作品作りにつながるんです。

シンプリン

お客様目線が大切なんですね。

シマリスママさんの作品作りで特にこだわってることはありますか?

シマリスママさん

デザインのかわいさもですが、使いやすさにこだわっています。

バッグやポーチは飾りではなく使うものなので、どんなものをいれるか?強度は大丈夫か?実際使ったときにどうかな?お手入れはしやすい?
などを、使用するときのことを1番大切にしてます。

シンプリン

シマリスママさんの作品はユーモアのある作品もありますよね。

シマリスママさん

はい。
ナチュラルテイストの素材からチョイスしたお気に入りの柄を使った作品で『森のアトリエ』シリーズ。
そして素材のカタチや特徴に目を向けたクスッと笑えるようなユーモアのある『布あそび』シリーズがあります。

シマリスママさん

作家さんは世界観や統一感が大切と言われますよね。
作品は全体に似た雰囲気ものを作るほうがいいとされていますが、私はそこはあまり重要視していません。


森のアトリエシリーズと布遊びシリーズは、一見すると違う雰囲気ですが作品にこめた思いは一緒です。
「毎日頑張るあなたに寄り添う 優しい布のモノづくり」という思いは、どちらにもきちんと込めて作っています。

その思いが伝わっているから、お客様に受け入れていただいてるのかなと思います。

シマリスママ 布小物
シンプリン

ただ気に入った生地でかわいいものを作るではなくて、どんな気持ちになってほしいか?
その思いをきちんと伝えることが大切なんですね。

シンプリン

今からがんばる後輩作家さんへ。
大切にしてほしいことや、メッセージはありますか?

シマリスママさん

やっぱり’いいもの作りをする’いうのが、ハンドメイド作家の基本だと思います。

今はいろんな売り方があって、誰でも簡単に販売をスタートできる。
それはとても嬉しいことだけど、やっぱり残っていくのは’いいもの’

技術もセンスも努力で磨けるので、みんな伸びしろがある。
最初は売れなくてもずっと続けていけば、きっと’欲しい’と言ってくれる人があらわれると思います。

売り方を知ることも必要だと勉強したからこそ、最後はいいモノを作り続けることの大切さを実感しています。

シマリスママさん

最初からうまくいってる人は少ないと思います。
だからこそ自分にあった方法を見つけてほしいし、それまで頑張ってほしい。

ぜひ届ける喜びを味わって欲しいなあって思います。

シンプリン

最後に、シマリスママさんのこれからの夢を教えてください。

作家活動はずっと続けたいです。

特集で人気が出たというお話をしましたが、最近は特集にでただけでは売れないと感じるようになってきました。
また違うステージにきていると思います。

どうしたらいいか?また模索しながら、自分のモノづくりに共感してくれる人に作品を届けたいです。

売れたいと一生懸命がんばってきたからこそ、今はゆったりと穏やかに。
誰かに喜んでもらえるもの』を心を込めて作っていきたいです。

シンプリン

ここからまた新しく変化されていくんでね。

貴重なお話ありがとうございました。
とっても印象的なお話がいっぱいで、
たくさんの方にぜひ知っていただきたいです。

シンプリンのあとがき

自分のペースで歩み続ける柔らかな人。

お話して感じたシマリスママさんの印象です。

いい作品を作り続けながら、
その時その時で講師業をしたり
販売する場所を変えたり、
新しい挑戦をしながらしなやかに変化されています。

そしてちゃんと’売れる’にはどうしたらいいの?
自分の個性だけでこだわるだけでなく、
お客様のニーズは今の気分などを
きちんと作品に取り入れています。


なぜしなやかに変化できるのか?
それは気づく力かなと思いまいした。

うまくいかないとき、どこを直したらいいのかな?
これって自分ではなかなか気づけません。

自分のことを少し俯瞰で見つめることができるから、
なおすところに気づける。

そしてちゃんと行動する。
これもとても大切ですよね。


心をこめていいモノづくりを続けてきたシマリスママさん。
ぜひ聞いていただきたいとっておきのエピソードを
お話していただきました。

ハンドメイド作家として、
お客様との関係でこれほど幸せなことはないと思います。
私は感動でちょっと涙ぐんじゃいました。



なによりShimarisumamaの作品が大好き。
愛情をこめて作ったものに共感してほしい。
きちんと届けたい。
その気持ちが作品、写真、文章、すべてからあふれています。

実は少し前に病気をされて、
これまでとは考え方が変わったというお話もされていました。

それでも一生変わらないはモノづくりへの真摯な姿勢。

変わらぬモノづくりへのこだわりと愛情。
変わっていく環境や状況、そして自分の気持ち。
両方を大切にこれからのシマリスママさんの
しなやかな変化とご活躍がとても楽しみです。

Shimarismama について

Shimarisumama
『毎日頑張るあなたに寄り添う 優しい布のモノづくり』

シマリスのお母さんが森のアトリエで
大切な人のために布小物を縫っている・・・
そんなイメージで作品を展開しています。

シンプリン帽子教室

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